石塀小路(いしべこうじ)
祇園の下河原通から高台寺の下の道路「ねねの道」へとつながる路地(ろじ)です。小道は、昭和50年代に廃止された京都市電(路面電車)の敷石を使ったという石畳が敷かれ、道の両側に高い石垣が連なっています。まるで石垣の間を歩いているような感じのためか、石塀小路という名がついています。ほんの短い通りですが、いかにも京都らしい風情の料亭や旅館などが立ち並んでいます。最近はおしゃれなレストランや喫茶店、画廊などもでき、打ち水がまかれた石畳をゆっくりと京情緒を感じながら散策できる小路です。